給与明細書の所得税が自動計算されません
どうしたわけか、給与明細書の所得税の項目が自動計算されません。
チェックすべき項目がいくつかあります。順にみていきましょう。
給与明細書に「所得税」の項目は存在しているのに金額が自動計算されない。そんな時にはどこをチェックしたらよいのでしょうか?
Table of Contents
自動計算が無効になっていないか?
1.「所得税」項目の金額欄の背景色を確認しましょう。ここが白色の場合、自動計算が無効になっています。自動計算される項目は背景色が水色です。
2.自動計算に戻したい金伽藍をクリックしてカーソルを入れ、画面右下の「自動」ボタンをクリックします。
3.「更新」ボタンをクリックします。
4.「所得税」の金額欄が水色になり、自動計算になります。
普通はこれで解決するはずです。でも、水色になっても金額が表示されない場合はどういうことなんでしょうか?
「属性」が正しいか確かめてみる
1.「所得税」と書かれた項目の字にマウスのカーソルを重ねてダブルクリックします。
2.「項目登録」画面が表示されるので、属性を確認します。属性とはその項目のいわば計算式のことです。通常項目名と属性は大体一致します。この例ですと「所得税」項目なのに「確定拠出年金」の属性なんておかしいですよね?「上記を理解した上で、属性を変更する」ボタンをクリックします。
3.リストから「所得税」を選んで、「OK」ボタンで「項目登録」画面を閉じます。
4.「確認」画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
5.画面右下の「更新」ボタンを押します。
6.通常これで「所得税」が出てくるはずです。それでも出てこないとしたら、どういうことなのでしょうか?
支給項目の各項目が課税対象になっているか、確認する
1.支給項目の項目を一つ選んで(たとえば「基本給」)、項目名にマウスのカーソルを重ねてダブルクリックします。
2.「項目登録」画面が表示されるので、右側の「所得税の課税対象額に含める」の□をクリックしてチェックを入れ、「OK」ボタンで閉じます。
3.画面右下の「更新」ボタンを押します。
4.通常はこれで「所得税」が自動計算されるはずです。それでも金額が表示されない場合、どういうことなのでしょうか。
まずはコーヒーでも淹れてリラックスしましょう。このチモトコーヒーはクオリティの高いコーヒーを安く提供しているのでお勧めです。
課税基準に達しているか、今一度確認してみる
例えばこちらの宮城さん、「課税対象額」が¥250,379で、「所得税」が自動計算されていません。
でも画面右上の社員情報を見てみると、扶養家族が5人もいます。
ここで、国税庁の給与所得の源泉徴収税額表(月額表)を見てみます。
そうすると、「課税対象額」が¥250,379で扶養親族が5人の場合は非課税なのです。そのため、「所得税」は表示されなくて正解なのでした。ちなみに扶養親族がいない場合、「課税対象額」が¥88,000未満も非課税です。
なんだ、「給料らくだ」はちゃんと計算してくれていたんですね。