所得税徴収高計算書用資料の「支給額」が明細書と合わない
「所得税徴収高計算書用資料」の「支給額」欄の金額と、給与明細書の「支給額合計」が一致しません。
「所得税徴収高計算書用資料」の「支給額」欄の金額と、給与明細書の「支給額合計」 は、一致しなくても大丈夫です。
一致しなくても大丈夫、とはどういうことでしょうか?
たとえば石川さんの8月の 「所得税徴収高計算書用資料」 の「支給額」欄を見ると「200,000」となっています。

でも、8月の給与明細書を見ると「¥226,500」になってますね。どうして金額が一致しないのでしょうか。


上記給与明細書を見ると分かるのですが、¥226,500には「非課税通勤費」の¥6,500が含まれています。これはそもそも課税対象ではないので、「 所得税徴収高計算書用資料 」には集計されないのです。

簡単に言えば、「 所得税徴収高計算書用資料 」の支給額には課税対象の支給額のみ集計されます。非課税通勤費などの課税対象でない支給額は含まれなくて正解なのです。
では、どこで検算すればよいのでしょう?
その場合は源泉徴収簿を使います。
メインメニュー→「集計表」アイコンをクリックします。

集計表の中から「源泉徴収簿」を選択します。

画面左の「社員選択」で該当の社員を選択し、「課税支給額合計」欄を確認して、「 所得税徴収高計算書用資料 」 の「支給額」と一致するか確かめてください。

それにしても、景気は悪いのに税金は上がるばかり。賢く節税したいですね。
納税者もある程度税金に対する知識が必要です。この本、なかなかおすすめですよ。