退職者が復職する(再雇用する)場合は?
退職した社員を今度はパートとして再雇用するのですが、社員台帳はどうしたら良いでしょうか?
年末調整の処理のことを考えると、新たな社員として登録するのではなく、以前の社員台帳を再利用することをお勧めします。
たとえば、正社員の千葉さんが2021年7月をもって退職し、8月からパートとして再雇用することにした場合、以下のように処理します。
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■以前の社員台帳を再利用する方法(推奨)
1.メインメニュー→「台帳管理」タブ→「社員台帳」アイコンをクリックします。

2.該当の社員の行の右端にある「休退職」欄を「退職」→「在職」に変更します。

※もし「社員台帳」に退職者が表示されない場合は、退職者非表示になっている可能性があります。その場合は、画面左下の「選択」ボタンを押して左側に選択エリアを表示し、「退職者表示」ボタンをクリックすると表示されるようになります。

3.次に該当の社員を「詳細」ボタンをクリックして開けます。

4.「基礎」タブ内で「入社日」を再雇用した日付に書き換えます。「退職日」は消去して良いと思います。

5.退職日などの情報は「労務」タブ内の「履歴」欄に記録しておくことができます。
※もちろん「基礎」タブ内の「備考」欄に記録しても構いません。

6.あとは「給与基礎」タブ内で給与体系や時給単価などの情報を変更・登録します。また「社保・労保」タブ内の情報も適宜書き換えてください。
■新しく社員台帳から登録する場合
社員台帳の一番下の新規行に名前を入力して、登録します。

ただ、この方法はお勧めできません。
まず、2021年7月で退職した千葉さんと、2021年8月からパートで再雇用した千葉さんと、社員台帳に同名の人が2人存在することになります。ともすると、間違えて退職したほうの千葉さんの名前で明細書を作ってしまうミスが発生する可能性があります。
また、 2021年7月で退職した千葉さんと、2021年8月からパートで再雇用した千葉さんとでは別人物という扱いになるため、集計表も~2021年7月と、2021年8月~の二つに分かれてしまいます。2021年の年末調整も行うことができません。
それで、以前の社員台帳を再利用する方法をお勧めします。